顧問先180社を8名の税理士・スタッフで担当するB税理士法人。顧客情報・進捗・書類がスプレッドシートとチャットに分散し、対応漏れが発生していた同法人が、ナナラボでCRMを内製化した事例をご紹介します。
B税理士法人は、相続・法人顧問・開業支援と幅広い業務を扱う中堅事務所です。顧問先は180社を超え、担当者それぞれが独自のやり方で情報を管理していました。
顧客台帳はスプレッドシート、進捗はチャット、書類はクラウドストレージ、過去のやりとりはメールの受信箱の中。"あの顧問先、前回どんな話したっけ?"という問い合わせに、新人がすぐ答えられない状態が続いていました。
紹介で新規顧問先をいただいた時、お話を伺うのに過去のやりとりを10分探してからでないと返事ができない。紹介元の先生にも失礼ですし、何よりお客様に"ちゃんと引き継がれてる"という安心感を提供できないのが悔しかったです。
— B税理士法人 代表税理士様当初は市販のCRMツールを3製品ほど試しましたが、税理士業務特有の"申告期限"や"顧問契約の自動更新"という概念が合わず、運用が定着しませんでした。
最初にプロトタイプを触った時点で、「これなら毎日開く」と確信できたことが大きかったそうです。
士業の方のご相談では「既製品を試したが合わなかった」というケースが多いです。業務固有のフロー(申告期限・クライアントごとの契約形態など)は内製の強みが出やすい領域。MVPで"最低限使える"形を作り、日々の業務で磨き込んでいく進め方が相性がいいです。
最初の週に納品したプロトタイプは、顧客一覧・顧客詳細・担当者ダッシュボードの3画面。そこから2週間のMVP開発で、申告期限アラート・タスク管理・Googleカレンダー連携まで実装しました。
実運用開始後も、毎週の定例ミーティングで現場の声を拾い、2〜3日で改善が反映されるサイクルを維持。1ヶ月で15件の改善リクエストが取り込まれました。
B法人様からは「"完璧なもの"を最初から求めない進め方に最初は不安だったが、結果的に一番早く現場が定着した」とのお言葉をいただきました。
週次ミーティングで画面を見ながら「ここにこのボタンが欲しい」と話せるのが革命的でした。税理士はITに詳しくないですが、"目の前の画面を指さす"なら誰でもできる。
あと、毎週金曜の夕方には改善版が触れる状態になっていて、「次の月曜から試せる」というスピード感は初めての体験でした。
次フェーズでは、クライアント向けポータルの構築を予定。顧問先が自社の申告状況や書類をいつでも確認できるようにし、問い合わせ対応コストの削減を目指しています。
費用は一切かかりません。「違った」と思えば、ここで止められます。